空海名言たよりvol.11

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〜空海名言たより〜 Vol.11


たまたま如来の警(いましめ)に遇(あ)いぬれば

菩薩の寛(いつくしみ)に廻(え)心(しん)す  (宝鑰第四)


*如来の厳しい忠告にあうことによって、

他人を思いやる菩薩の心が湧いてくるものである。



仏に叱られる 仏縁は人生にきわめて大事なことです。

仏さまに遭(あ)えば自分の愚に気づき、

遇(あ)わなければ心の深(しん)淵(えん)を覗くことはできないからです。

仏に気がつかなければ「如来の警め」に遇うことはできません。


酒に酔った勢いで、路傍のお地蔵さまに放尿をした人がいます。

それ以来、小便が出なくなり、七日間のお詫びで治りました。


この不(ふ)埒(らち)者(もの)は、仏の存在を痛く体験して出家。

熾(し)烈(れつ)な修行の末、

管長になったというご本人の体験法話を聞かせていただいたことがあります。



(文章/金龍寺 長老 近藤堯寛)




高野山真言宗 名古屋大観音

金龍寺

病気平癒/合格祈願/永代供養/寺子屋


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